床は、面積に含まれない樹脂製格子組みで光を通すなっています。壁は、限りなく既存しっくい壁を残しています。黒く仕上がっている部分が既存壁で、白い壁がボード下地にしっくいクロスとなっています。天井は、全て既存小屋裏のままです。塗装のみで仕上げています。
ここで、天井の高い部分を見上げて下さい。四角い鉄の箱と丸いパイプが有ります。これがこの建物全体の冷暖房機能を高める為の換気リターンシステムです。 1 階でストーブを燃やして温かい空気が上に上がって来ますので、この温かい空気を玄関前鴨居部分の上より吹き下ろしています。 吹き抜け部分の高い場所にエアコンが付いてます。このエアコンで熱い時に使用し、換気リターンシステムを同時に運転する事によって吹き抜けの熱い部分が冷やされこの冷えた空気が、玄関鴨居上より吹き下ろされますので、入ロエアーカーテンの変わりにもなります。
金物補強赤い色で塗装されているほとんどが、補強金物です。この金物の全てが、見せる金物として作成しています。横ゆれ防止にコーナー火打ち金物、この金物の一部にはダウンライトも埋め込みされています。
この廊下床補強にアーチ型鉄骨部材でデザイン性も含めたアーチ型補強梁が有りますので、見て下さい。91 年たった昔の梁補強としての金物です。段差のある床は、1 階囲炉裏天井の高さが影響しこの段差が、出来ていますが、ベンチとしての空間として残しました。
吹き抜けを大きく見せる為照明は、規格品照明器具に、杉板をかぶせてより旧家らしく傘を付けて見ました。